· 

「ノートルダム・ド・パリ」振付スーパーバイザーのルイジ・ボニーノ氏よりメッセージ <事務局>

この度中止となった3月公演、ローラン・プティ振付「ノートルダム・ド・パリ」で来日頂いていた振付スーパーバイザーのルイジ・ボニーノ氏より、今回の上演を楽しみにお待ちいただいた日本のファンの皆さまへメッセージを頂きました。

ルイジさんは既にイタリアに帰国されていますが、先月2月末から牧阿佐美バレヱ団で振付指導を頂いておりました。

 

――――――――――――――――――――

 

親愛なる観客の皆さんへ

 

「ノートルダム・ド・パリ」の公演がキャンセルになってしまい、断腸の思いです。私は来日しダンサー達とのリハーサルもとてもうまくいっていましたので、一層残念でなりません。

牧阿佐美バレエ団とはもう20年以上も一緒に仕事をしてきましたので、私はバレエ団の一員であると感じています。

 

マエストロ・ローラン・プティは、牧バレエ団に来てバレエ団と一緒に仕事をすることをとても気に入っていました。

プティは牧阿佐美、三谷恭三両監督ととても親しい間柄だったので、たくさんの作品を牧阿佐美バレエ団のために提供しました。

私が最初に牧バレエ団に指導した作品は『アルルの女』でした。この作品は、来年のプティ没後10周年の特別公演「ローラン・プティの夕べ」で『ピンク・フロイド・バレエ』と共に上演されます。

 

今、イタリアはとても困難な状況にありますが、世界各国でも同じ状況になっています。私は自宅にこもって今日で20日目になります。

外出はできず、あらゆる施設が閉鎖されています。レストラン、バール、店、映画館、劇場...空いているのはスーパーマーケットだけです。

異常な事態ですが、これがウィルスと戦う唯一の方法であり、我々は戦う覚悟です。

 

皆さんと来年1月の公演でお会いできることを願っています。そしてきっと「ノートルダム・ド・パリ」をまた上演できる日が来ることを信じています。

心からのご挨拶を込めて。

 

ルイジ・ボニーノ

 

――――――――――――――――――――

ローラン・プティ振付「ノートルダム・ド・パリ」の再演を私たちも強く願っています。

そして、ルイジさんにまたお越しいただくことをバレエ団一同お待ちしています!

 

#forzaitalia

#がんばれイタリア

 

「ノートルダム・ド・パリ」公演中止に伴う、チケット払い戻しの方法についてはWEBサイトをご覧ください。

【重要】3月公演「ノートルダム・ド・パリ」公演中止に伴う払い戻しのお知らせ

 

https://www.ambt.jp/ticket/refund/