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舞台写真 2021年10月公演「ローラン・プティの夕べ」 <事務局>

早いもので12月!今年も残すところあとわずかとなりました。

久しぶりのブログ更新となってしまいましたが、今年10月に開催したローラン・プティ没後10年を偲ぶ特別公演「ローラン・プティの夕べ」の舞台写真です。

本公演では、プティの代表作「アルルの女」と牧阿佐美バレヱ団のために振り付けた「デューク・エリントン・バレエ」2作品を上演しました。

ぜひ公演を思い出してご覧いただけたら幸いです。

 

改めまして、ご来場くださいましたお客様、誠にありがとうございました。

バレエ団は12月開催「くるみ割り人形」(全幕)、そして年明け1月宮城公演「ドン・キホーテ」(全幕)のリハーサル真っ最中です。

ぜひ次回公演でもお目にかかれますように。

 

『アルルの女』

20世紀を代表する偉大な振付家ローラン・プティの代表作。 プティと牧阿佐美バレヱ団の交流は今から25年前、1996年<ダンス・ヴァンテアンⅣ>公演での「アルルの女」(日本初演)をきっかけに始まりました。 プティは牧阿佐美バレヱ団のダンサーたちの水準を高く評価し、「アルルの女」の上演以降、バレエ団は数々のプティ作品の日本初演を果たしてきました。 バレエ団が初めて上演したプティ作品として、そして、プティとの長年の協力関係を築くきっかけとなった思い出深い作品を2005年の大阪国際フェスティバル以来16年ぶりに上演しました。

 

主要キャスト:

フレデリ:水井 駿介(10/9)、清瀧 千晴(10/10)

ヴィヴェット:青山 季可(10/9)、光永 百花(10/10)

他 牧阿佐美バレヱ団

『デューク・エリントン・バレエ』

ローラン・プティが、牧阿佐美バレヱ団の創立45周年のお祝いのために振付、牧阿佐美バレヱ団のダンサーがオリジナル・キャストとなり、2001年新国立劇場オペラ劇場で世界初演したバレエ作品です。 その後、再演を重ねバレエ団としては2008年のスペイン8都市ツアーで上演、2012年新国立劇場中劇場での上演を最後に上演ラインナップからは遠ざかっていました。 

プティが牧阿佐美バレヱ団のために構想2年を経て振り付け、世界初演を果たした作品であり、バレエ団の長い歴史の中で海外の一流アーティストとのコラボレーションとしても最も大規模な演目のひとつです。 2001年の初演から20周年となる年に、心をこめて氏へのオマージュを捧げます。 

1 The Opener:菊地 研

2 In a Sentimental Mood/Mr.Gentle and Mr.Cool:水井 駿介 他

3 Don't Get Around Much Anymore:中川 郁、菊地 研

4 Hi-Fi fo Fums:中島 哲也 他

5 Afro Bossa:青山 季可、清瀧 千晴、水井 駿介

6 Ad Lib on Nippon:茂田 絵美子(10/9)/日髙 有梨(10/10)、ラグワスレン・オトゴンニャム 他

7 Cotton Tail:米澤 真弓、坂爪 智来

8 Solitude:佐藤 かんな(10/9)/三宅 里奈(10/10) 他

9 Mood Indigo/Dancers in Love:ラグワスレン・オトゴンニャム

10 It don't mean a thing (If it ain't got that swing)

11 Caravan

12 Sophisticated Lady:Chelsea Bridge/Satin Doll:久保 茉莉恵、逸見 智彦、京當 侑一籠、保坂 アントン 慶 他

13 Take the “A” Train

『デューク・エリントン・バレエ』とは・・・

『A列車で行こう』『スイングしなけりゃ意味がない』… デューク・エリントンのジャズを愛したローラン・プティは2001年、牧阿佐美バレヱ団でエリントンの曲に振り付けた本作を世界初演し、08年にはスペイン8都市13公演のツアーでも絶賛を博しました。

使用する音源は、エリントン円熟の1950~60年代のスタジオ録音や、エリントンと人気ミュージシャンが演奏するライブ録音から、プティ自らが選んだお気に入りの作品群です。

ミュージシャンの熱演に拍手をおくる当時の観客たちの熱狂、エリントンの弾む声とスイングするピアノ演奏、そして、プティの軽やかな振付を踊るダンサーたちの輝きが時空を超えて一つになり、音楽とダンスのパワーが爆発!ジャズとクラシックバレエのコラボレーションです。

 

10月公演「ローラン・プティの夕べ」WEBサイトはこちらから

https://www.ambt.jp/pf-soiree-roland-petit/